届出されている機能2026/02/14

体脂肪に関する機能性表示食品|主な成分と届出表示の比較

体脂肪に関して届出されている機能性表示食品について、主な成分と届出表示の違いを整理します。

機能性表示食品は医薬品ではなく、疾病の治療・予防を目的としたものではありません。感じ方には個人差があります。体調や服薬状況によっては注意が必要な場合があるため、必要に応じてかかりつけ医へ相談してください。

  • 届出されている機能・主な機能性関与成分・商品を比較するときの確認点

厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、日本人の成人男性の約3割、女性の約2割がBMI 25以上の「肥満」に該当するとされています。健康診断で体脂肪率やBMI、内臓脂肪について指摘を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。

体脂肪を減らすには食事管理と運動が基本ですが、近年は体脂肪の減少をサポートする機能性表示食品も数多く登場しています。しかし、配合されている成分は商品によって異なり、それぞれメカニズムや根拠の強さに違いがあります。

この記事では、体脂肪減少に関連する主な成分を比較し、それぞれの特徴と科学的根拠を解説します。

体脂肪減少と機能性表示食品

機能性表示食品の中で「体脂肪」に関する届出は、ダイエット・体型カテゴリで最も件数が多い分野の一つです。届出される機能は主に以下のタイプに分かれます。

脂肪の燃焼を促進 — 体に蓄積された脂肪の分解・消費をサポート

脂肪の合成を抑制 — 新たに脂肪が蓄積されるのを抑える

脂肪の吸収を抑制 — 食事に含まれる脂肪の吸収を穏やかにする

どのアプローチが自分に合っているかは、生活習慣や悩みのタイプによって異なります。以下で主な成分を比較していきましょう。

体脂肪減少に関連する主な成分

体脂肪の減少を訴求する機能性表示食品に使われている主な成分は以下の通りです。

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン — 脂肪の消費を促進

ブラックジンジャー(黒ショウガ)はタイ原産のショウガ科の植物で、根茎に含まれるポリメトキシフラボンが機能性関与成分として届出されています。

主な訴求は、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする機能です。BMI高めの方の腹部脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)の減少や、年齢とともに低下する脚の筋力に作用する機能も報告されています。

届出件数は482件(有効304件)と体脂肪関連の成分で最も多く、幅広いメーカーから商品が出ています。

エビデンス: 複数のランダム化比較試験で、12週間の摂取による腹部脂肪面積の減少が報告されています。研究の独立性が高く、日本国内の複数の研究機関で追試されている点が強みです。

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸 — 脂肪細胞の分化を抑制

エラグ酸はアフリカマンゴノキの種子に含まれるポリフェノールです。脂肪細胞が新たに作られるのを抑える脂肪細胞の分化抑制と、脂質代謝の調節がメカニズムとして報告されています。

届出では、体脂肪、BMI、中性脂肪、ウエスト周囲径など多項目の改善を訴求しているのが特徴です。届出件数は310件(有効119件)。

エビデンス: ランダム化比較試験で体脂肪やBMIの改善が報告されています。ただし、主要な研究がカメルーンの同一研究グループに集中しており、独立した追試が十分ではない点に留意が必要です。

エラグ酸とは?機能性表示食品の届出内容と研究の見方関連する制度・成分・届出表示のポイントを詳しく確認できます。

葛の花由来イソフラボン — 脂肪の合成から燃焼まで3段階でアプローチ

葛の花は、葛(くず)の花部分から抽出されるイソフラボンです。日本では古くから葛根湯の原料として親しまれている植物の一種です。

葛の花由来イソフラボンの特徴は、脂肪に対して3段階のアプローチを持つ点です。

脂肪の合成を抑制する

蓄積された脂肪の分解を促進する

分解された脂肪の燃焼を促進する

届出件数は268件(有効106件)で、主に内臓脂肪(おなかの脂肪)を減らす機能が訴求されています。

エビデンス: 日本国内で実施された複数のランダム化比較試験で、12週間の摂取による内臓脂肪面積の減少が確認されています。研究の規模や質は比較的良好です。

体脂肪に関連する商品を一覧で見る

成分の選び方ガイド

どの成分を選べばいいか迷ったときは、以下のポイントを参考にしてください。

悩み別おすすめ成分

選ぶときのポイント

エビデンスの強さを確認する — 独立した複数の研究で効果が確認されている成分ほど信頼性が高い

自分の悩みに合ったメカニズムを選ぶ — 脂肪の燃焼促進と合成抑制ではアプローチが異なる

継続しやすさ — 効果を実感するには数週間〜数ヶ月かかるため、価格や飲みやすさも重要

食事管理・運動との併用が前提 — どの成分も単独での大幅な体脂肪減少は期待しにくい

代表的な商品

ブラックジンジャー系の代表商品

エラグ酸系の代表商品

葛の花イソフラボン系の代表商品

よくある質問

Q: 機能性表示食品だけで体脂肪は減りますか?

A: 機能性表示食品はあくまで食事管理や運動による体脂肪減少を「サポート」するものです。サプリメントだけに頼るのではなく、適切な食事管理と適度な運動を基本とした上で、補助的に活用するのが効果的です。

Q: 複数の成分を同時に摂っても大丈夫ですか?

A: 異なるメカニズムの成分であれば併用している製品も多く存在します(例: エラグ酸+ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン)。ただし、複数のサプリメントを自己判断で組み合わせる場合は、かかりつけ医や薬剤師に相談することをおすすめします。

Q: どれくらいの期間飲み続ければ効果がありますか?

A: 多くの臨床試験では8〜12週間の摂取で効果が評価されています。短期間で判断せず、最低でも2〜3ヶ月は継続することが推奨されます。

Q: 体脂肪と内臓脂肪の違いは何ですか?

A: 体脂肪は体全体に蓄積される脂肪の総称で、内臓脂肪はそのうち腹部の内臓周りに蓄積されるものです。内臓脂肪は生活習慣病との関連が深く、メタボリックシンドロームの診断基準にも含まれています。機能性表示食品の届出では、成分によって「体脂肪」と「内臓脂肪」のどちらを訴求しているか異なる場合があります。

まとめ

体脂肪の減少をサポートする機能性表示食品には、主にブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸、葛の花由来イソフラボンの3つの成分が使われています。

日常の脂肪燃焼を促進したい → ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン(482件、最多の届出実績)

おなかの内臓脂肪を集中的に減らしたい → 葛の花由来イソフラボン(3段階のアプローチ)

体脂肪・BMI・中性脂肪を総合的にケアしたい → アフリカマンゴノキ由来エラグ酸

いずれの成分も食事管理・運動との併用が前提です。自分の悩みやライフスタイルに合った成分と商品を、本サイトの検索機能で比較して見つけてください。

あなたに合った体脂肪ケアの商品を探す

参考文献

Ngondi JL et al. "The effect of Irvingia gabonensis seeds on body weight and blood lipids of obese subjects in Cameroon." Lipids in Health and Disease, 2009; 8:7.

Oben JE et al. "Inhibition of Irvingia gabonensis seed extract (OB131) on adipogenesis." Lipids in Health and Disease, 2008; 7:44.

消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」

厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」

このサイトで関連情報を調べる

「体脂肪」と届出された商品を見る現在公開されている届出情報と件数を確認できます。気になる届出情報を比較する検索結果で選んだ届出を横並びで比較できます。